令和4年6月26日(日)午後1時30分~3時、富塚協働センター2階ホールにて、ボランティア育成講座を開催しました。(参加者26名)
今回はrivソーシャルビジネス研究所代表で、NPO未来化プロジェクトの理事 専任講師もなさっている川端務夢先生にお越しいただき、「生きがい活動発見講座 地域ボランティアが“初めの一歩”」をテーマにお話ししていただきました。
初めに現在の地域の状況から説明していただきました。よく言われている「少子高齢化」の問題がありますが、少子と高齢化の問題は分けて考えないといけない。また、生産人口(15歳から64歳)が地方から都市部に集中してしまうことがいろいろな問題に繋がっているということでした。
そのような個人個人の関係が薄くなった現代でも、それぞれの地方でお祭りや行事などが人が育つ環境にあれば、都市に行っている若い人たちも地元に戻りたい気持ちが出てくるそうです。そしてそれがいろいろな世代を結び付けて、地域が活性化していくとのことでした。
次は、そんな状況の中、私たちに何ができるのか。。を実際に考えました。
4~5人ずつ、6グループに分かれて行いました。
まず参加者がそれぞれ3個、自分の得意なことを書き出します。お習字や料理、車の運転、楽器にパソコンと多岐にわたりました。
次にその得意なことを1人ずつ最低1個利用してできる催し物を考えます。
1つのグループでは、”夏祭り“と題して、竹細工の得意な方に流しそうめんと竹灯籠作り、PCが得意な人にBGMを流してもらい、調整が得意な人に人集めと場所確保をしてもらう催し物。
別のグループでは山登りのガイドさんがいたり歌が得意な人がいたりということで、“究極の健康プログラム”と題し、ハイキングをしながらゴミ拾いをして、途中の休憩時には音楽を演奏したり大声で歌ったりしてストレス発散するという案も出ました。
6グループの発表後、川端先生の言葉で印象深かったのは、「できることを書き出していくと、妄想が構想になる」「そのイベントが持続すれば若者も地方に帰ってくる」 ということでした。
最後に。鳥取県の雲南市で始まった地域ビジネスを紹介していただきました。
水道検針業務を受託して、毎月地域の全戸訪問や、地域組織の預かり保育・学童保育など。施設も資金も人材も、住民自らで運営されているそうです。
どれも50代、60代の発案ということで、驚くとともに自分たちでもできることがあるかもしれないと気づかされました。
今回の講座での気づきを忘れないように、これからも活動していきたいと思いました。
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