令和5年2月25日 (土)午後1時30分~3時30分、富塚協働センター2階ホールにて、ボランティア育成講座を開催しました。(参加者41名)
今回は、静岡県及び浜松市の環境学習指導員であり、ふじのくに防災士、「フォーラムE」代表をなさっている山口雅子先生にお越しいただき、「実践!災害時にも役立つ食講座」をテーマに実践を交えてお話ししていただきました。

いざ災害が起こった時に、被災してから3日間は外部からの支援は無いと考えて、ライフラインが止まっても生活できる知恵が必要というお話をされました。
それにはまず食事です。アルファ米や乾パンなどの非常食は、実際にはあまりおいしいものではありませんし、いざという時には賞味期限が切れているということも非常食あるあるです。
そこで、家にある食材とポリ袋、あとはお水で作る食事を教えていただきました。
ご飯はお米(無洗米ではなく普通のお米を洗わずそのまま)半合とお水を熱に強いと表示のあるポリ袋に入れて口を結び、カセットコンロで沸かしたお湯に入れて茹でます。するとお米がおいしく炊き上がり、一人分のおにぎりになりました。

同時に切り干し大根とサバ缶を使ったおかずや、オムレツもポリ袋で作っていただきました。
災害時に温かい食事がいただけるのはとてもうれしいことです。アレルギーのある方やお子さんの離乳食にも自分で用意すれば対応できます。
無理なくできるローリングストックということで、普段の食事にも乾物を積極的に取り入れていきたいと思いました。

甘いデザートも欲しいということで、“お麩トリュフ”を最後に皆さんに体験していただきました。
お麩とお砂糖、ココアをポリ袋に入れて持ち帰っていただきます。私も家に持ち帰り、豆乳(常温保存できるのでストックしておくと良い)を少し入れて軽くもむと、歯触りの良いデザートになりました。

最後先生のお話の後、配食サービス部の部長にボランティア募集のお話をしていただき、本日の講座を修了しました。

カセットコンロとお水があれば、あとは家にあるもので何とかできそうということがわかりました。
カセットにも消費期限があるそうなので、注意して備えていきたいと思います。<tenko>